主食の遊び おやつの遊び
アトリエ活動・フレーベル保育の遊びは、主食の遊びをします。
主食の遊び!?何だろう? おやつの遊びもあるの?
そうなのです、 遊びには、その子の血や肉(成長発達)になる『主食の遊び』と、飴やチョコレートとのような『オヤツの遊び』があります。
幼いこども達には、この『主食の遊び』が必要なのです。
私が保育士の頃、『こどもの遊びは、仕事』とよく言われていました。
遊びは、真剣なもの!
遊びは、毎日するもの!
遊びは、自分で好きなものをみつけ、考えて表現・行動するもの!
遊びは、自分を育てる(成長発達させる)もの!
今思うと、全てがフリードリッヒ・フレーベルが言っていたことだったのです。(知らず知らずフレーベル教育を実践していたのです。)
でも、良い仕事=良い遊びをするにはどうしたらいいの!?
それには、与えるもの、与える環境、与え方・時期が、とても重要になるのです。
大人も良い仕事をするには、良い道具・環境が必要です。
こどもも、良い環境(本質がみつめられる環境・自然・秩序)!
良い道具(自由がある玩具・素材)!!
そして、何よりも仕事する人・自分の力が必要です!!!
まだ幼いこども達は、大人のように多種多様な情報がありません。
遊びの中で様々な、性質を知り、そこから発見した情報得て、体験を通して因果関係を知っていきます。
乳幼児の思考は、体験を通してからでないと思考しないのです。(実践上、個人差がありますが小学校3年生ぐらいまでは優位します。)
ですから、体験を通して『本質をみつめられる環境』を用意するのです。
そして、私達が生きている地球も、宇宙も、自然も、人間の発達も秩序が存在します。
因果関係を知ってく上で『秩序』は欠かせないものです。
こども達は遊びの中で、『知りたい欲求』を働かせて、様々な情報を自分で得る『発見』=インプットし、表現・実行=アウトプットしていきます。
大人は、その一連の遊び=仕事ができる環境・道具を用意しなければなりません。
私たちも日々、この課題と向き合い実践しています。こども達の遊びを観察していると、一人ひとりの遊び方も違い、私たちが考え及ばないこともいっぱいあります。
それが、私たちの学びにもなり、共に育ち合っています。
言い換えれば、『遊びは、学びの場』まさに『遊びは創造力』『創造力を育む場』なのです。
主食の遊びは、自分の好きな遊びを黙々と真剣に遊ぶ中で、自分の答えを導き出しているのです。
みつめる力は勿論、学ぶ力、集中力、根気力、各機能の発達(運動機能、手指の発達、調整機能、言語、認識)達成感、満足感、自己肯定感、なによりも幸福を感じる心が育ちます。
是非貴方のお子様にも、主食の遊びの環境を用意してみては!?